Halifax / ハリファックスの治安は、ハッキリ言って日本とあまり変わらないくらい治安が良いです!
初めて来た時は「外人いっぱい...デカい...怖い...」と思っていましたが、ハリファックスに住んで2年半経った今も、特に大きな問題が起きたことはありません。
僕だけでなく、周りの友達や日本人留学生、現地のカナディアンに話を聞いても「治安か..うーん特に大丈夫なんじゃないか?」ぐらいの感覚しかありません。
なので、ハリファックスの治安を心配されている方はご安心ください!
ただし、完全に安心安全という訳ではありませんし、日本ではないのでより一層の注意は絶対必要です。
ハリファックスはカナダの中でも比較的安全な方ですが、それでも危険なエリアや犯罪はあります。
ハリファックスで安心安全に暮らしたい方は、
- 揉め事は避ける
- 遅い時間 / 深夜に出歩かない
- 危ないエリアにはあまり近づかない / 注意する
- クラブやお酒を飲みに行く時は複数人で行く / 注意する事
- 荷物から離れない。必ず持ち運ぶ or 鍵を閉める
以上の事に気を付ければ、比較的安心安全にハリファックスライフを送る事が出来るでしょう!
ではもっと具体的に、危険なエリアはどこでやっては行けない事は何か、私が経験した事件も合わせてお伝えしますね!
ハリファックスが安全だと感じている僕について
- ハリファックスに2年半在住
- 男 173cm / 67kg の普通体型 (日本では..)
- 夜23時以降とかも普通に歩いて家に帰る
- クラブはあまり好きではないので基本行かない。友達に誘われれば行く程度
- バーやレストランは週に2,3回行きます。
- ダウンタウン付近にはほぼ毎日行く
こちらが僕の生活スタイルなのですが、特に今までに大きなトラブルになった事はありません。
僕は東京にも住んでいたのですが、むしろ歌舞伎町とかそっちとかの方がガラが悪かった印象です...。
もちろんですが人それぞれの感じ方が違うため、あくまで一個人の意見として参考いただければ幸いです!
ハリファックスはカナダの中でも4番目に犯罪が少ない都市です。→それでも用心はしてくださいね!
以下はカナダの統計局がまとめた2017年のレポートです。
ノバスコシア州 / NS (都道府県)の中にあるのがハリファックス / Halifax (市町村)です。
Novasctia - Canada Economics and Statistics
カナダ全体と比べて大体4位に入り、最も多い犯罪は「窃盗 / 泥棒」です。
カナダ全体としては犯罪が少ない方ですが、決して0ではありません。
そのため、安全だとしても気を抜いてはいけません。
ちなみにNO.1のSKはSaskatchewan (サスカチュワン州)で、カナダで最も危ないエリアと言われています...。丁度カナダのど真ん中下あたりです。
ハリファックスで注意が必要 / 危険と言われているエリア一覧
以下のエリアは、ハリファックスの中でも「危ない」と言われているエリアです。
現地のカナディアンに聞いて作成しました!
もちろんですが、完全にそのエリア内だけが危ないというわけではありません。比較的名前が上がりやすいエリアという事なので、参考程度にご覧ください!
- Downtown (ダウンタウン) - 町の中心街
- Highfield Park (ハイフィールドパーク)
- Hydorostone (ハイドロストーン)
- North End (ノースエンド)
- WoodSide (ウッドサイド)
- Spyfield (スパイフィールド)
ここら辺が比較的「危ない」と言われている場所です。
場所の名前はさておき「あ〜ここら辺が一応危険なんやなぁ」ぐらいに思っていただければ大丈夫です!
以下の地図は、ハリファックス市が運営している「実際に起きた犯罪をマッピング」したマップです。(表示は過去3年分。少ないですね!)
現地人がやばいと行ったエリアと重ねてみると...
そこそこ似ていますね!
ダウンタウンでは「クラブやバー」が多くあるため、酔った人同士の喧嘩が多いのでしょう。
しかし、2年半の間で喧嘩や揉め事はあまり見た事がありません。
もちろん夜に友達とクラブやバーなどにも行ったりしましたが、そういう光景はかなり稀だと思います。
個人的にはHydorostoneのGottingen Stが一番危ない → 特別な施設が関係しているかも..
ここです。このストリートです。
比較的窃盗・恐喝などが多いエリアなのですが、個人的に「Salvation Army / サルベーションアーミー」という施設があるからではないかと思っています。
この施設は「キリスト教プロテスタント系の伝道&慈善団体で、恵まれない人に寄付などの慈悲活動を行なっている施設」です。
聞こえは良いですが相当ガラが悪いです。
昼夜問わずこの施設の前では多くの人がたむろしており、ここら辺を通ると超高確率で「金くれ / タバコくれ」と話しかけられます。
データも何もないのであくまで個人の意見ですが、ここが一番危ないと思います。
そのため、特にここら辺付近はより一層の注意をする事をお勧めします。
私はここで「堂々と物を盗む奴」と遭遇しました。
犯罪という意味ではこのハリファックス人生でNO.1の事件です。後でお話ししますね!
さて、ここから僕の実体験と交えて、ハリファックスでやらない方が良い事一覧をお伝えしますね。
これを守れば平和的にハリファックス生活を送る事が出来ます。というか全部当たり前の事と言えば当たり前の事なんですが...笑
では説明して行きます。
ハリファックスでやらない方が良い4つの事。僕の実体験を添えて。
- 揉め事は避ける : 事件が起きるのは「初めて会った人 / 知り合い」と起こるのが60%以上
- 明らかに変な人とは話さない事 : 変な人は一定数必ずいます。
- 少人数で夜 / 深夜に出歩かない事 : 危険です
- 荷物を置きっぱなしにして離席しない事 : 盗まれます
では1つずつ紹介しますね!
1.揉め事は避ける事 : 事件が起きるのは「初めて会った人 / 知り合い」と起こるのが60%以上
こちらの画像は、Statistic Canada が公開している2012年度の「暴力事件はどのような間柄で起きているか」をグラフにしたものです。
初めてあった人か知り合い(友達やクラスメイトなど)とのトラブルがほとんどです。
- バーで酒に酔って喧嘩になった
- 友達との間で言い争いになった
- 隣のクラスの奴が因縁つけてきた
など考えられますが、ここは我慢して揉め事は避けましょう。
勝った負けたで一体何が手に入るのでしょう?暴力で解決しようとしてくる人と同じ土俵・レベルに立ってはいけません。
その上大事になると...
【実体験】クラスメイト同士が喧嘩して、最終的に退学+カナダから強制送還された → 喧嘩してもデメリットしかないのでやめましょう。
僕に起きた話ではありません。同じ学校の生徒同士で起きた事です。
細かい理由は端折りますが、男同士が殴り合いの結構ゴツめの喧嘩に発展。理由は女性トラブル。
それに気づいた女性教師が止めに入ったところ、たまたま拳が教師の首下に当たって大きなアザが出来てしまいました。
女性だったという事もあり自体は大事に。
結果学校は彼に退学処分を出して、カナダ政府からは自分の国へ強制送還となり、彼は渋々国に帰っていきました...
恐らく彼は強制的に帰らされただけでなく、数十年もしくは一生カナダに入国出来ないような制限もあるはずです。デメリットが大きすぎます...
彼はこんなつもりでカナダに来た訳ではないのですが、結果こうなりました。
確かにどうしても我慢出来ないことはあると思います。
しかし、暴力はマジで良くありません。子供の喧嘩じゃないですから必ずそこに責任問題が伴います。
必ず一度周りに相談してみましょう。
2.明らかに変な人とは話さない事 : 変な人は一定数必ずいます。
ダウンタウンあたりに行くと、
- 大声で奇声を上げている人
- お金をくれ / タバコくれと言ってくるホームレスの方
- 挙動不審で何か言ってくる人
- 明らかに薬物的なものをやってる人
などが話しかけてくる時があります。
本当に悪い人なのかどうかは分かりませんが、関わらない方が良いでしょう。
カナディアンの友達といる時にそういう人に絡まれたことがあるのですが、割とソフトな感じだったので「ああいう人は結構悪い奴じゃないかもね」と言ったら「いや普通じゃないからやめとけ」と普通に返されました。笑
私が経験した中でも特に「変な人がいるな...」と思った話を2つします。
【実体験1】トイレで一体何がしたいのか問題
なんで...?何がしたかったの...?と多く感じるのが公共トイレです。
図書館 / 公衆トイレ / スタバのトイレ など、どこのトイレを利用しても一定数変な人がいるようです。
ハリファックスには多くの外国人が居るのでカナディアンかどうかは分かりません。
しかし、おしっこがぶち撒かれているのは結構日常茶飯事で、トイレを利用する度に清掃員になった気分にさせられます。
何故かは知りませんが、50%くらいの人は便座を閉じたままおしっこするようで、便座がビッシャビシャになっている事があります。ありえねぇ...
たまに大便が便座や場外に飛び散っていたり、なぜか大量のトイレットペーパー / 髪がトイレ内に散乱していたりします...。
過去に一度だけ、手を洗う洗面台にう0こがあった事もあります...。
2年半ハリファックスに住む僕の中で一番の「何がしたかったのか大賞」はこれです。
何がしたかったんや...
なぜこうなっているかは分かりませんが「スパム食べよっかなぁ〜♪...あっ?なんやこれ食べにくいな...なんや..これっ... ああ!!もうええわ!!!!!」ってなったんでしょうねきっと...
こういう事が起きる → 誰かがそれをした → 変な人 → 治安に影響 という意味でお伝えしました。
【実体験2】タバコくれへんか?問題
非喫煙者の方は大丈夫ですが、喫煙者の方はご注意を。
タバコを吸っていると高確率で「タバコくれない?」と言われます。
なんて事ないと思うかもですが、
- 日に2~5回聞かれる
- カナダのタバコは1箱16~25ドル前後
- 仮にあげたとしても「ありがとう!」とか無い人が多い。当たり前のようにもらってそのまま去る
- 個人的に、聞いてくる人は普通じゃ無いっぽい人の方が多い
たまったもんじゃありません。
私もHalifax(ハリファックス)に来た時は「いいよ〜!」と気持ちよくあげていましたが、今はもう多すぎてあげていません...。
エリアにもよりますがDowntownや危険エリアではかなり多く、経験上100%カナディアンの方しか聞いて来ません。
カナダでは結構普通な事のようですね。日本ではあり得ませんが。
ちなみに私の友人は「一本5ドルでなら売っていいよ」と言って撃退するそうです 笑
変な人とはそもそも関わらないようにしましょう!
3.少人数で夜 / 深夜に出歩かない事 : 当たり前ですが危険です。
これは当たり前ですが、夜以降は
- クラブで変なテンションになっている人
- お酒でベロンベロンの人
- 変な薬物をやっている人
- ホームレスの方
などなど、日中よりも多く見ることになります。
周りに人がいればまだ良いですが、夜だと人通も当然少なくなるので、何かあった時の対処がより難しくなります。
しかもですよ?想像してください外国人は基本的にデカイです。
カナダの平均身長は「男 174cm / 女 162cm」と言われていますが、正直信じられません。
街を歩けば180cm / 90kg以上の人はザラにいますしむしろそっちの方が多いです。
僕は173cm / 67kgで日本では標準の部類だと思うんですが、カナダに来てからはまるでホビット族になった気分になります。
街を歩くと大体女性と同じ身長のことが多いです...悲しい。
そんな人が絡んで来たらひとたまりもありませんよね。
少人数で夜出歩くときは必ず注意してください。面倒な事になりそうだったら逃げましょう。
そして当たり前ですが女性一人で出かけるのは可能な限り避けましょう。
【実体験】銃を片手に逃げ回る事件
特に大事ではないですしオチがなくて申し訳ないのですが、僕の人生で初めて「銃持って走ってる奴」をリアルで見た瞬間です。
ある冬の夜の21時頃、Cha ba thai というタイレストラン付近での出来事です。
大きな窓際の席で友人と楽しく食事をしていたのですが...突然銃を持った男が全力疾走で窓の前の道を駆け抜けて行きました。
「おいあいつ銃持ってたぞ...」と店内が少しざわついた直後、ものっすごい勢いでパトカーがそいつを追いかけて行きました。
この後どうなったかは分かりませんが、その15分後くらいに2人の警察菅が店内に入って来て店員に事情聴取のような事をし始めました。
見た感じだと特に大きな出来事にはなっていないようですが結構怖かったです。
もし夜一人で道を歩いて居るときに遭遇したらどうなっているか... これが夜危ないエリアを一人で歩かない方が良い理由です。お気をつけください!
荷物を置きっぱなしにして離席しない事 : 盗まれます
この画像のような状態で「ちょっとだけトイレ行こっと!」なんて事は絶対やってはダメです。
- 図書館でトイレに行っている間に防寒ジャケットを盗まれた(真冬に)
- 荷物を教室において移動。財布の中身が空に
- 大学内でPCを置きっ放しにして離席。PCが盗まれる
これら僕ではないんですが、僕の身の回りで起きた事です。
日本では稀かもしれませんが、カナダではそうはいきません。
何処かへ行くときは必ず貴重品・PCなどは持ち歩くようにしましょう。
特にPCやクレジットカードなどは、日本で盗まれるのと外国で盗まれるのでは訳が違います。
- PC → 日本語キーボードはハリファックスでは買えません。何より出費が痛い
- クレジットなどのカード類 → 再発行しても外国に送れない or 超時間がかかる
など、同じ「盗まれる」でも訳が違います。
面倒かもしれませんが、後々の面倒を考えると常に持ち歩いたほうが懸命でしょう。
【実体験】目の前で堂々と盗み事件
これもオチが弱いのですが実体験なのでご了承を。
僕がよく行くボルダリングジムSevenbaysで起きた事件です。
このジムは冒頭で説明した「Hydrostone / Gottingenストリートのサルベーションアーミーの真ん前」にあります。
その日もいつも通りボルダリングを始める前にタバコを吸って、ガラス張りの店内を外から眺めていました。
夜の21時だったので外からは店内が良く見え、タバコを吸いながら他の人がボルダリングをしているのを眺めていました。
すると一人のカナディアン男性が「お金くれない?」と話しかけて来たのですが丁寧にお断り。
渋々僕から離れると、その足でそのままジムの中に入って行きました。
周りを2~3回確認して、そのままスゥーっと外からでは見えないロッカールームへ...
本当はメンバーズカードを店員に提示してからじゃないと入れないのですが、その日は大混雑で店員も気付いていませんでした。
おいおいまじかよと思ってすぐにタバコを吸うのをやめてロッカールームに行くと、ロッカー前のベンチ彼は座っていました。
こいつやべえな..絶対盗むやろと思って彼が出るまではここで監視しようと思った直後、当たり前かのようにロッカーを開けてカバンを取り、個室トイレに駆け込もうとしました。
その時はたまたまそいつと僕が意外誰もいなかったのですが、まさかこんな堂々と物を盗むとは... 。
「いやいやそれあなたの荷物じゃないですよね?メンバーカード無しにここに入ったのも見てますよ」とすぐに言ったのですが「ああ?なんだ?カードは持ってるしこれは俺の荷物だ!」と軽い言い争いになり、彼はそのまま個室トイレに荷物ごと入ってしまいました...
すぐに店員を呼んであっけなく追い出せたのですが、店員がトイレのドアを開けた時にはポケットに財布・携帯・パスポートなどありとあらゆるものが入った状態でした。
その後、その持ち主の女性から「ありがとう!!本当に助かったわ。PCが盗まれていたら私の仕事が~~うんうんかんぬん」と感謝の気持ちを頂いたんですが「いやそんな大事なんやったら鍵せえや...」と純粋に思いました。
もちろん悪いのは物を盗む奴です。
しかし外国では「鍵をかけないやつ / なんの対策もしない奴も同罪」と思って行動したほうが良いでしょう。
あなたの身を守るためにも必ず「荷物を持って移動する / 鍵をかける」事を行ってください!
ハリファックスの治安まとめ
- ハリファックスの治安は基本的に超安全
- 2年半住んでも特に大きなトラブルはない
- カナダの中でも4番目に犯罪が少ない街
- とはいえ危険なエリアややってはいけない事があるので注意
- 揉め事には関わらない
- 変な人と話さない
- 少人数で夜 / 深夜に出歩かない + 女性一人は論外
- 荷物から目を離さない + 鍵をかける
以上です!
この記事では治安・犯罪に関わる話を多くしたので「あれ?Halifaxなんかやばくね?」と思うかもしれませんが、基本的には安全なのでご安心ください。
ハリファックスの人柄はフレンドリーで朗らかな方が多いです。
僕が初めてハリファックスに来て家具を運んでいる時、道ゆく人が手伝ってくれたり、見知らぬ老父婦がコーヒーを入れてくれたりしました。
カフェに行けば気軽に話しかけてれる店員がいたり、バスに乗るとほぼ全ての人が降りる時に「ありがとう~~!」と大声で言ったりします。
日本にはないカナダらしい「礼儀」がある街、それがハリファックスです!!
ただ、ちょっとだけ注意が必要なだけですのでご安心くださいね。
あなたのハリファックス生活のお役に立てたなら幸いです!
もしハリファックスで気になる事 / 不安な事 / 聞きたい事 などがあれば僕でよければ相談に乗りますよ!
こちらから適当に「おっす!」とか声をおかけください。