Halifax / ハリファックスの天気は、日本の平均的な気温と比べると夏は超涼しく冬は寒い感じです。
カナダと言えば「極寒でオーロラ、雪でカマクラ作れちゃう」というイメージを持っているかと思いますが、実のところハリファックスはカナダの中でも比較的暖かい方なんです!
年間を通して大体-10℃ 〜 25℃ぐらいで、日本で言うと北海道の札幌に非常に似ています。
なので大阪や東京などと比べると、ハリファックスの夏は超快適で冬は超寒いという印象になるでしょう。
ただ僕、ハリファックスの気温大好きなんです。年間を通じて。
もしあなたが
- 汗っかき
- 日本の夏が大っ嫌い
- どちらかと言えば冬の方が好き
このタイプの方。きっとハリファックス大好きですよ。
僕は尋常じゃない汗っかきなので、日本の夏大っ嫌いです。
日本だと、駅から徒歩5分の会社に出勤するときでもシャワーを浴びたように汗を書いていた僕が2年半のハリファックス生活で汗掻いた事ありません。まじで。
大好きですハリファックの気温。最高!
この記事ではハリファックスの気温・天気、2年半住んでいる僕の感覚、ハリファックス天気あるあるなどをお伝えして行きますね!
全体的なハリファックスの年間気温・天候 などをカナダ国内 / 大阪 / 東京 / 北海道と比較 → 快適な夏+寒い好きの方には天国です。
ハリファックスの気温・雨・水温・雪・湿度をトロントとバンクーバー、日本の大阪 / 東京 / 北海道と比較してみました。
結論としてハリファックの気温・天候を一言でまとめると「雨と雪が少ない札幌」と思っていただければ大丈夫です。
データ引用 : average weather in halifax
ハリファックスの年間の気温 → 北海道の札幌に近いです。
場所名 | 最高 | 最低 |
---|---|---|
Halifax | 23℃ | -8℃ |
Vancouver | 23℃ | -2℃ |
Toronto | 25℃ | -8℃ |
大阪 | 33℃ | 1℃ |
東京 | 31℃ | 2℃ |
札幌 | 26℃ | -12℃ |
こうしてみるとカナダの主要都市は全然寒くなさそうですね。
ただこれは平均の話なので、余裕で-20℃いっちゃたりする日ももちろんあります。
夏は気温だけ見れば大阪 / 東京と10℃近くも違います。
大阪や東京は最高で40℃前後にもなったりするので、それと比べれば超天国と言えるでしょう。
ハリファックスの湿度 → ここが決定的に違う。一番僕が伝えたいところ
ご覧ください!このカナダの快適さを!!
ここをあなたに伝えられたら僕はもう満足です。
どうでしょうこのカナダの快適さ。
日本で最も夏を快適に過ごせる札幌よりも快適なのがカナダ / ハリファックスです!!
私は大阪・東京に住んでいたのですが、まさにこのグラフのように雲泥の差です。
流石に「不快」という表現はど直球すぎますが 笑
ハリファックスの雨 / 降水確率 → さほど多くありません。
場所名 | 一番雨が降る月 | 平均 |
---|---|---|
Halifax | 12月(33%) | 23 ~ 33% |
Vancouver | 11月(60%) | 11 ~ 60% |
Toronto | 6月(31%) | 14 ~ 31% |
大阪 | 7月 (53%) | 19 ~ 53% |
東京 | 6月 (48%) | 12 ~ 48% |
札幌 | 11月 (45%) | 22 ~ 45% |
2年半ハリファックスに住んだ感覚でいうと、そこまで雨の日は多くありません。
仮に降ったとしても2,3日連続で降ることはまずないですね。
しかし、大阪東京と比べると電車がなかったりビル内を移動できないので、雨に触れる機会は多いかもしれません。
ハリファックスの雪 → バンクーバー / トロントと比べるとめっちゃ振りますが、札幌の方が多く振ります。
場所名 | 一番雪が降る月 | 雪が降る期間 |
---|---|---|
Halifax | 2月 (25mm) | 11 ~ 4月まで |
Vancouver | 12月 (7mm) | 12 ~ 2月まで |
Toronto | 2月 (9m) | 12 ~ 4月まで |
大阪 | 記録なし | |
東京 | 記録なし | |
札幌 | 12月 (44mm) | 10 ~ 4月 |
カナダと聞くと「雪」のイメージですが、さほどでもない事が分かりますね。
降るものの札幌以下ぐらいだと思っておけば良いでしょう。
ハリファックスの水温 → 寒い寒すぎます。泳いでいる場合じゃない。
場所名 | 一番水温が高い時期 | 平均 |
---|---|---|
Halifax | 8月 (17℃) | 1 ~ 17℃ |
Vancouver | 8月 (16℃) | 7 ~ 16℃ |
Toronto | 8月 (21℃) | 2 ~ 21℃ |
大阪 | 8月 (27℃) | 15 ~ 27℃ |
東京 | 8月 (26℃) | 14 ~ 27℃ |
札幌 | 8月 (21℃) | 5 ~ 21℃ |
超快適な夏で1つ残念なのが、水温が低すぎることです。
せっかくの気持ちいい夏でも海水浴はほどほどしかできません。冷たすぎます。
イメージしやすくするために例えると、お風呂屋さんの水風呂が大体13~17℃前後です。
さていかがでしょう。これでハリファックスの大体の天気・気温のイメージが掴めたと思います。
冒頭でもお伝えしましたが、「雨と雪が少ない札幌」と思っておけばズレはないでしょう!
次に僕が感じる年間のハリファックスと天気あるあるをセットで紹介します。
【春 4 ~ 5月】5 ~ 15℃前後 - 全然春じゃない。まだまだ肌寒く雪もがっつり残ってる。
日本の大阪・東京では20℃前後とかなり過ごしやすい気候になります。
しかしハリファックスはそうは行きません。まだまだ寒いです。
日中でも10℃前後で、夜になると氷点下になることも余裕であります。
上の画像は2018年の4月1日に撮った画像です。
春あるある1 : 気温は大阪でいう冬真っ只中。寒いはずなのになぜだか暖かく感じる。
日本よりも厳しい冬を越えるせいか、0 ~ 10℃ぐらいの気温になってくると「あ、もうあったかいな。春来たわ」みたいな感覚になってしまいます。
0 ~ 10℃は日本で言うと冬ど真ん中なわけですが、何故かもう春を予感してしまいます。
こうして僕も少しずつカナディアンになっていくのでしょう。
ちなみにこのぐらいからカナディアンは半袖に手が伸び始めます 笑
春あるある2 : 雪が溶けると大量のタバコとゴミが出現する
これめちゃくちゃ驚いたのですが、カナディアン+外国人のタバコマナーは 控えめに言ってもめちゃくちゃ悪いです。
もちろん全員ではないですが、大半の人がポイ捨て上等ですし、屋外であれば場所関係なしにタバコは余裕で吸います。
カナダの全てを見たわけではありませんが、少なくともモントリオール・ハリファックス・トロント・エドモントンでは似たような感じでした。
地球が灰皿状態です。
上記の画像は5月14日に撮った写真です。拡大して見てみて下さい。
雪が溶けると、冬の間に雪に捨てられていたゴミが大量に出てきます...。
【春 6月】20℃前後 - 雨が最も多い季節。正直雪の方がまだ良い。
日本の梅雨と比べるとそこまで雨は多くありません。
が、冬の長さのお陰で雪に慣れているので、雨がうっとおしく感じます。
雪だったら、サッサッと払えば落ちますが雨だとビッショビッショになってしまいます。
長い冬のでせいで不慣れになりがちですが、寒い+雨で風邪を引かないよう注意しましょう。
春あるある3 : ハリファックスの雨は大体風とセットで来る。→ 折り畳み傘はぶっ壊れます。
これはめちゃくちゃ強い時の動画ですが、こんな感じで大体セットで来ます。
めちゃくちゃ頑丈な傘であれば大丈夫ですが、大体の傘は役に立ちません。
僕も日本から折り畳み傘を持って来たのですが、見事に粉砕されました...。
そのため、傘ではなくレインコートを持って来ると良いでしょう。
春あるある4 : カナディアンはあんまり雨を気にしていない「雨だね。だから何?」感がすごい
もちろん全員ではないのですが、僕の感覚だと雨でも気にせず歩いている人が大半です。
男性だろうが女性だろうが雨の中を普通に歩く姿をよく見かけます。
上の画像は分かりにくいですが、結構雨が降っている時です。誰も傘刺してません 笑
友達のカナディアン曰く「えっ?だって乾くじゃん?」ぐらいの感覚です。
土砂降りだと流石に見かけませんが、日本人の「これは傘必要かな~」ぐらいの感覚だったらだいたいの人はそのまんま歩いてますね。たくましい!
【夏 7月】22℃前後 - ようやく半袖Tシャツの出番。しかし夜はがっつり寒い
やっと夏らしい季節になって半袖が活躍し始めます。
とは言え夜はまだまだ寒いです。夜は10 ~ 15℃前後になるので、半袖+上に羽織るものが必要でしょう。
日本の夏と比べると本当に快適です。
湿度はカラッとしていて、めちゃくちゃ過ごしやすい夏ですね。
夏あるある1 : これぐらいの季節になるとリスと蜂にめちゃくちゃ遭遇する
ハリファックスでは野良猫は全くおらず、2年半の間1 ~ 2回しか見たことがありません。
その代わりにリスと蜂に多く出会えます。
もちろん場所にもよりますが、日本で野良猫と遭遇する25%ぐらいの確率でリスに出会えちゃいます。
日本ではなかなか野良リスは見ないので、とても貴重な体験ですよ!
蜂はミツバチのような小さい奴なので危険性はないです。が、場所によっては結構いるのでビビります...
夏あるある2 : スタバなどの室内の温度が16.5度とかに設定されている。寒いわ!!
外では半袖でちょうど良かったのに、店内が寒すぎるのです。
カナディアンにとってはちょうど良いかも知れませんが、寒い寒すぎます。
半袖のまんま店内にいると風邪引くんじゃないかと思わされちゃいます。
というか温暖化対策おいって感じですよね。日本では一生懸命27度設定だとか言ってるのにこういうのを見ると笑ってしまいます。本当に意味はあるのかと 笑
このように店内+夜は夏でもそこそこ寒いので、半袖で出かけたときには必ずパーカーなどの上着も持っていくことにしましょう!
【夏 8月】25℃前後 - 日中は半袖。しかし夜はまだまだ寒い。カナディアンの肌の露出は最高潮に達する。
ハリファックスの夏真っ盛りです。
日差しが結構きついので、日向は暑く、日陰はひんやりしています。
汗っかきの僕でも全く汗をかかないので最高の夏と言えるでしょう。
この頃になるとカナディアンはタンクトップに半パンの超夏スタイルに変貌を遂げます。
が、おそらく日本人にとっては夏ピークでも夜は寒いので、風邪を引かないよう羽織りものを用意しておきましょう。
夏あるある3 : 海水浴シーズンだが、水温が低すぎて泳いでる場合じゃない。
日本でいくような海水浴とはまるで違います。水温が低すぎます。
ずっと入っていると慣れて来ますが、初めて入るときは冷た!!!ってなります。
なので水に入る時間よりか、体を温めるため日光浴してる時間の方が長いです 笑
Chocolate lakeがハリファックスから一番近い泳げるスポットです。
友達と一緒に行って見ましょう!
夏あるある4 : 運が良ければカオスな光景に出会える。
ハリファックスは色んな国からたくさんの人種が集まる町です。
そのため宗教も人それぞれです。
写真がなくて申し訳ないのですが、肌露出バリッバリのカナディアン女子の横に全身黒ずくめのゴリッゴリのイスラム教徒がスタバで隣り合わせで座っていました。
人間って凄いですね。
育った環境が違うとこうも違って来るものなのか...と言うカオスな状況に出会うことが出来ます。
外国ならではの光景です。
【秋 9 ~10月】15℃前後 - 夏が終わると一気に寒くなる
夏はたったの2ヶ月で終わり、それが終わると瞬く間に寒くなります。
この頃になるともう半袖は無理ですね。セーターの出番になって来ます。
この季節は特に温度の高低差がすごいので、風邪を引かないよう注意しましょう。
秋あるある1 : てんとう虫が異常発生する。
何故かは分かりませんが、この季節はてんとう虫の量が半端じゃないです。
蚊のように飛び回っているわけでは無いのですが、僕が住んでいた大阪東京と比べると圧倒的です。
上写真のように日が当たる場所にめっちゃ固まります。
秋あるある2 : 道端に大量の家具。引越しシーズンなので家具取り放題です。
日本だと家電・大型家具を捨てる時はお金を払って業者に持っていってもらいますよね。
しかしハリファックスだと、こういう大型ゴミはただ単に家の前に置いておくだけでオッケーです。
180度ルールが違うので驚きましたね。初めてこれを見た時は不法投棄エリアなのかと思いました 笑
ピンキリなのですが、中にはなぜ捨てるんだと言いたくなるぐらい完璧な家具が捨ててあることがあります。
欲しいものがあれば、家の人に一言言って貰ってしまいましょう!
【冬 11月 ~ 12月】-10℃前後 - 一年の半分が冬。
秋が終わった途端急激に気温が下がり始めます。
僕は寒いのが大好きなので喜んでですが、冬が苦手な人には苦痛ですね。
温度は下がりますが、雪はそこまで降りません。雪は1月が過ぎてからが本番です。
冬あるある1 : クリスマスは街が死んでる
日本人にとっては驚きだと思いますが、カナダでのクリスマスは「家族と過ごす日」です。
そのためお店は大体休みですし、メインストリートにもほとんど人が居なくなります。
日本の感覚で「クリスマスパーティーしようぜ!」とカナディアンの友達を誘っても「クリスマス?家族と過ごすから無理!」と普通に断られます 笑
冬あるある2 : 毎年屋外で年越しカウントダウンイベントがあるが、寒過ぎて長居出来ない。
ガッツリ着込めばなんて事ないのですが、知らずに行った初めてのカウントダウンでは失敗しました。
寒過ぎて見てられません。
結局、カウントダウンが始まる前に家に帰りました 笑
カウントダウンに行く方はガッツリ着込んで行ってくださいね!
【冬 1月 ~ 3月】-15℃前後 - 雪がガッツリ降ってくる季節。
この季節に最も雪が降ります。
とはいえ足首あたりか膝ぐらいまでの雪なので、生活が困難なレベルではありません。
たまに場所によっては背よりも高く積もれている場合があります。
暖かい格好をして乗り切りましょう!
冬あるある3 : 天候の移り変わりがすっごい。雪→雨→道が凍る のコンボがえぐい
ハリファックスは海洋性気候のせいかコロコロ天気が変わる事が多いです。
一番困るのは雪→雨→道が凍る のコンボです。
道が全部凍ってしまってマジで危ないです。
雪用のブーツでもスパイクみたいなのがついてない限り確実に滑るので注意が必要です。
冬あるある4 : 携帯 / スマホが寒さで死ぬ
僕はIphoneを使っているのですが、外でスマホを使うと大体死にます。
大体のスマホは0℃前後まで耐えれるようになっているのですが、ハリファックスの気温は-15℃前後。
電源満タンにしたとしても、外で3分も使えばお釈迦です。古い携帯であればあるほどすぐ死にます。
そのおかげで明らかに冬の間の写真は夏と比べると少ないです...。
充電すると復活するので、気になる方は携帯充電を持ち歩きましょう!
まとめ
雪と雨が少ない札幌のような街ハリファックスの天気・気候・季節あるあるをご紹介しました!
ハリファックスの気温・天気・季節がざっくりわかっていただけたかと思います。
この記事では季節と気温周りについて集中的に書きましたが、季節ごとにイベントがそこそこあり、とても楽しめる街ですよ。
カナダ留学を考えていて、寒いのが好き+日本の夏が嫌い+汗っかき+日本人が少ないところが良いと考えている人には最高の留学先だと思います。
もしハリファックスでもっと知りたいこと・聞きたいことがあればお問い合わせから連絡してください!相談に乗りますよ!